光触媒技術による除菌・抗菌コーティング
6/20、グループホームがあるたのくび拠点では、全てのドアノブやエレベーターのボ
タン、照明のスイッチなどに光触媒という技術による除菌・抗菌コーティングを施行
しました。
狙いはシンプルに外部からのウイルスの侵入阻止。
毎日出勤してくる職員の手にウイルスがついていないとは限りません。
例えば職員通用口や更衣室のドアノブは、毎日職員出勤してくる職員が触れる箇所に
なります。一人の職員の手にウイルスが付着していたら、そのドアノブを介して複数
の職員の手に広がってしまいます。
消毒を随時すればいいだけの話ですが、そこに消毒液と拭き取るペーパーを設置する
必要がうまれ、さらに消毒液やペーパーの補充という業務が生まれます。ましてやそ
の場所がご利用者が過ごしておられない建物の1階部分であれば、消毒の時間はフロ
ア内が手薄になってしまいます。
継続が大切なことであれば、「面倒」は大敵です。面倒に打ち勝つことも大切です
が、面倒な作業なく実施できる方法を模索する工夫も有効な策です。
ご利用者の安全を確保するための消毒作業が、結果ご利用者への目配り・気配りがお
ろそかになってしまい、事故につながるようであれば、それは危険を伴う作業になっ
てしまいます。
今回施行した光触媒の除菌・抗菌コーティングは、技術の進歩でしょう、一般的なも
のと比較しても、除菌・抗菌作用が格段にアップしているようです。
なによりも新型コロナウイルスにも効果があるという科学的根拠が示されているとこ
ろが頼もしいところです。
この度の施行でもう一段階感染対策がすすんだと確信しています。
余談ですが、清掃後1時間以内だったとはいえホーム内のトイレのドアノブで、施行
前にウイルスのエネルギー値を測定すると“80”という数値が…。基準の数値として
教えていただきましたが、手術室の数値は“200〜500程度”だそうです。
アイユウの苑グループホーム 江藤 文彦