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転倒を発見した時の観察ポイントとは

在宅でもよく転倒したということを聴くことがあります。転倒した人を発見したときは、つい慌ててしまいがちですが、落ち着いて以下の点を観察していただきたいと思います。

1. 意識の有無

呼びかけても朦朧としている。自分の名前が言えないなどがある場合は、救急車を呼びましょう。

2. 痛みや腫れの有無・傷の有無

転倒した方に、どこか痛いところがあるか、けがをしていないか聴いてみましょう。傷があったり、出血したり、腫れや変形がある場合は、医療機関に受診してください。痛みが強くて動かせない場合は、救急搬送しましょう。

3. 手足の動き方

痛みもなく手足の動きが良ければ安心です。痛みや動きが悪い場合は、病院に受診しましょう。

4. 気分不良の有無

頭をぶつけた場合などは、吐き気や嘔吐することがあります。また、気分がすぐれない、めまいがするなどいつもと違う場合は、救急で受診したほうがいいと思います。

5. バイタル測定

特に血圧の状態を見ていただきたいです。頭を打っている場合は、転倒直後は異常がなくても、しばらくして状態が悪くなることがあるからです。認知症のような症状(記憶力低下、性格変化、意欲の低下)が現れた場合は、頭に血がたまっていることがありますので、注意してください。

どんなに注意しても、転倒することはあります。転倒したときに、慌てることなく正しく対応できることが大事なことだと思います。

アイユウの苑訪問看護サービス            管理者 岡田千恵子

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