ご家族からいただいた、うれしいお言葉
訪問看護のご利用者様の中には、10年来のお付き合いの方もいらっしゃいます。
この方は、10年前に脳梗塞で倒れて、胃ろうになった方なのですが、今でも口から食事も食べ、水分も少しなら摂ることが出来ます。時に熱を出すこともありますが、大きな体調の
変化もなく過ごすことが出来ています。
ご家族との会話の中で、「本当に、何もなくこんなに元気に過ごせたのは、看護師さんのおかげやね」「いつも、話を聞いてくれて、なんかおかしかったら、すぐに先生に連絡してくれ
たり、薬を手配してくれたりするからよ」「私だったら、何もわからんで、おおごと(大変なこと)になっとたと思うわ」と言われました。
訪問看護で大事なことは、今の良い状態をいかに長くキープするかと言うことです。
在宅では、病院のように劇的に病状が回復することはありません。
今のいい状態を長く持たせること。予防していくことが重要な役割でもあります。
ご家族様が、そのことに気づいていてくれたことが、とてもうれしく、この仕事を続けてきて、本当に良かったなとうれしくなった瞬間でした。
アイユウの苑訪問看護サービス 管理者 岡田 千恵子