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中心静脈栄養を開始して

とてもお元気に過ごされていた94歳の利用者様が、身体の機能の低下で寝たきり状態となり嚥下機能の低下から経口からの栄養摂取が困難な状態となりました。

毎日、点滴治療を施行していましたが、必要な栄養がとれないままの状態でご家族が心配され、中心静脈栄養を希望されました。

管理の面や感染のリスクの軽減でIVHポートを皮下に造設することになり、入院して造設し、ポートの状態や高カロリー輸液の調整をして退院となりました。

退院直後は、毎日訪問して点滴の交換や滴下の調整、ポートの管理をご家族様に指導を行い、始めは不安があったご家族様も徐々になれて、不安なく施行できるようになりました。

点滴の針の抜き、刺しは訪問時に施行しますが、毎日の点滴の交換は家族が行っています。

経口から必要な栄養を摂取することは困難ですが、経口から食べたい物を少し摂取することはできるので、ご本人様の楽しみとなっています。

これからも、在宅で穏やかに過ごせるようにご本人様・ご家族様の良き相談相手となり、気持ちに寄り添って支援を続けていきたいと思います。

訪問看護サービス 看護師 前田圭子

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