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口腔ケアの大切さ

「口腔ケアの大切さ」

ご利用様のご自宅に訪問し、支援をしながらお話をしていると「最近、よくむせ込んでしまう」

「食事は、柔らかめに調理してね」

「義歯が合わなくなってきた」

などのお口のトラブルについてのお話をよく耳にします。

今回、Zoomでの参加ではありましたが、訪問介護員向けの口腔ケアの研修を受講しました。

研修では加齢による口腔機能低下のサインや義歯の扱い方や歯磨き、パタカラ体操のやり方などを中心に学びました。

むせる、食べこぼす、口の中が乾くなどといった症状も口腔機能低下のサインの一部です。

口腔内の清掃状態が悪化すると高齢者の場合は誤嚥性肺炎を引き起こしたりと全身症状の悪化にも繋がります。

口腔内の清潔を保つための歯ブラシも義歯用などもあり種類もすごく豊富で、マウスウォッシュや口腔内の保湿をして汚れをかき出すための口腔ケアジェルや口腔機能低下を防止するパタカラ体操や吹き戻しなど様々な対策があります。

特に吹き戻しは、私も子どもの時に遊んでいましたが、小さな頃に楽しんでいたものが、口腔機能低下を防止するのに有効なことはとても驚きました。

施設で勤務していた時は、1日3回、口腔ケアを行い、口腔ケアが身近なものでしたが、ヘルパーになってからは、ご利用様の口腔ケアを直接するということはあまりなく、口腔ケアとは少し遠ざかっていました。

しかし、今回の研修を通して日々の支援でご利用様の些細な口腔内の衰えを見逃さないこと、口腔ケアの大切さを伝えていくことの重要性を学ぶことができました。

口腔機能低下は高齢者だけの問題ではなく、40歳ごろから徐々に始まります。

歳を重ねても美味しく食事ができる、食事が楽しみになるように今からケアすることが大切だと思いました。

ホームヘルプサービス サービス提供責任者 秋本友希

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